幼稚園が始まったり、保育園でも幼児クラスの区分になって、できることがいろいろ増えてくる3歳児。
3歳児は、赤ちゃんでもないし、4・5歳児のようになんでもわかるわけでもなく、難しいお年頃です。
この時期の絵本は何を買ってあげればいいのか、悩んでしまう方は多いと思います。
今回は、3歳児におすすめの絵本をご紹介します。
3歳児の発達について

3歳児は、食事やトイレなどが自立してきます。
それに伴って、少しずつ友だちとのかかわりや社会性も身についていきます。
まだまだ自分中心の3歳児は、友だちとトラブルになることも多くありますが、その中でかかわり方を学んでいく時期です。
絵本も、登場人物が複数いたり、しっかりストーリーのあるものを楽しめるようになってきます。
3歳児におすすめの絵本
めっきらもっきらどおんどん

| 題名 | めっきらもっきらどおん どん |
| 作者 | 作・長谷川摂子 画・ふりやなな |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 出版年 | 1990年03月15日 |
かんたがめちゃくちゃの歌を歌うと、ひゅうっと穴に吸い込まれて、ついたところは…?「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん」の3人と過ごす、不思議な時間の物語。
「怖いもの見たさ」を楽しめる物語です。読み聞かせをすると、言葉の語感が心地よく、読み聞かせやすい絵本だと思います。
3歳になって複雑なストーリーも理解できるようになってきた頃がおすすめです。
ばばばあちゃん

| 題名 | あめふり |
| 作者 | さとう わきこ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 出版年 | 1987年09月15日 |
あめをたくさん降らすかみなりたちに、こいぬとこねこは大慌て。怒ったばばばあちゃんは、とうがらしを燃やしてからいからい煙を作りました。それがだんだん雲の上まで届いていって…?
ロングセラーの「ばばばあちゃんシリーズ」は、元気なばばばあちゃんが魅力の絵本です。不思議なことが起こっても、ちょっと短気なばばばあちゃんが、怒りながら解決してしまいます。大人も読んでいてスカッとしますよ!
だるまちゃんとてんぐちゃん

| 題名 | だるまちゃんとてんぐちゃん |
| 作者 | 加古里子 |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 出版年 | 1967年11月20日 |
てんぐちゃんが持っているものが欲しくなってしまうだるまちゃん。おうちで「欲しいよう」というと、お父さんのだるまどんはいろいろなものを用意してくれますが、なかなかちょうどいいものが見つかりません。でも、考えているうちにいいものが見つかって…!
だるまちゃんが工夫を凝らしている様子が、おもしろいです。だるまどんが用意するものが、ページいっぱいに広がるので、読んでいる子どもたちは「これがいい!」「私はこれ!」と好きなものを選び始めます。
ストーリーとは少し離れてしまいますが、一緒に自分が好きなものを探すのも楽しい絵本です。
まとめ

3歳児は、少しずつ自分でできることが増えてくる時期です。友だちとのかかわりも始まり、世界がぐっと広がります。
絵本も、ストーリーがしっかりあるものを読めるようになってくるので、大人も読んでいて一緒に楽しめることが増えてくるでしょう。
読んでくれた皆さんが、お気に入りの絵本と出会えますように。
3歳児にはこちらもおすすめです。

