ねねの絵本部屋
元保育士ねねによる、絵本と育児の記録
絵本

『わたしのワンピース』は何歳から?繰り返し表現が楽しい絵本

こんにちは。

今回は、こちらの絵本を紹介します。

作品紹介

題名わたしのワンピース
作者にしまきかやこ
出版社こぐま社
発行日1969年12月1日

あらすじ

主人公の"わたし"の前に現れた「まっしろなきれ」でワンピースを作るところから、物語が始まります。

作ったワンピースを着てお花畑を散歩すると、ワンピースがお花模様に……

「次はどんな模様になるかな?」と想像しながら楽しめる絵本です。

読み聞かせのポイントを解説します!

ねらいを決めるなら?

私が考えたねらいはこちら。

  • ファンタジーの世界を楽しむ
  • 次の展開を予測しながら読む力をつける

シンプルな絵と文章から、想像力を育みやすい絵本です。

うさぎはどんな感情なのか、どういう状況なのかを想像して楽しむことができます。

また、物語の流れがわかりやすいので、大人や友だちと、次の展開を予想しながら読むのも楽しいと思います。

対象年齢は?

出版のこぐま社のホームページでは、3歳から5歳ごろまでを対象としています。

私の個人的な感覚では、2歳半ごろから楽しめると思います。物語性のある話を楽しめるようになってきた年齢におすすめです。

内容は繰り返しでわかりやすいですが、長めのお話なので、飽きてしまうかもしれません。

そういう場合は、大人が一緒になって驚いたり、「なにかな~」と考えたりすると、楽しめると思います。

読み方のポイント

「ミシン カタカタ」「ラララン ロロロン」など、心地よい言葉の並びが穏やかな気持ちにさせてくれます。

大人も一緒に、言葉の心地よさを感じ、共有していけると楽しいです。

また、1ページだけ文章のないページがあります。そのページをどう読むかは大人(解釈)によって変わると思います。

私は、何も話さずに子どもの反応を見るのが好きです。

そのページがあることで、ゆったりしている絵本の雰囲気をさらに広げているような気がしています。

まとめ

私が子どものころから、読まれていた絵本です。出版されてから、長い間親しまれている絵本には、ちゃんと理由があるのだなと思いました。

シンプルな絵や文から、ゆったりと流れる雰囲気が感じられます。

読み聞かせをしていると、1対1で読み手と聞き手だけの空間になることが、子どもは好きなのかな?と感じることが多いです。

あわただしい日々の中でも、この絵本をゆったり読むことで、少しの時間でも子どもとゆったりかかわる良い機会になるのではないでしょうか。

よかったら、読んでみてくださいね。

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