こんにちは。
今回は、ザ・キャビンカンパニー作の『しんごうきピコリ』をご紹介します。「おかあさんといっしょ」で有名な「しりたガエルのけけちゃま」もデザインしている作家さんです。
常識を覆すような、ワクワクする構成が魅力の絵本です。
作品紹介
| 題名 | しんごうきピコリ |
| 作・絵 | ザ・キャビンカンパニー |
| 出版 | あかね書房 |
| 発行年 | 2017年出版 |
あらすじ
ピコリ!あおになりました。くるまはどうするかな?
あおは「すすんでもよし」。くるまはすすみます。
このように、はじめは交通ルールの確認から始まります。ところが……
「ピコリ!あれれ?ピンクになりました。」
赤・青・黄色の枠を飛び越えて、さまざまな色になるしんごうきのお話です。
しんごうきはさまざまな色に変わり、さらに色によって指示が変わります。
「次はどうなるのだろう?」と想像しながら読むことで、「ワクワクした気持ち」を感じられる絵本です。
読み聞かせのポイント

この絵本の楽しさは、ワクワク感です。
「次はどんな色がくるのかな?」「何をするのかな?」と、想像力がはたらきます。
ページをめくると、「こんなことするの?」と思わず読み手と顔を見合わせてしまうでしょう。
そこから、ねらいを考えると、以下のものはいかがでしょう?
- 想像の世界を楽しむ
- 絵本の楽しさを保育士や友だちと共有する
対象年齢は?
出版社のあかね書房では、対象年齢は就学前からとしています。
私は3歳以上なら楽しめるかと思います。言葉は難しくありませんが、「しんごうきとは何か」「赤=とまれ、青=すすめ」が理解できる年齢になってからがおもしろいでしょう。
読み聞かせのコツを教えます!

「次はどんな色だろう?」「次は何をするんだろう?」と一緒に考えてからページをめくったり、出てきたことに対して「えーっ!」と一緒に驚いたり、おもしろさを共有できるところがこの絵本の魅力です。
ザ・キャビンカンパニーさんの絵は非常に繊細で美しいので、細部までじっくり読んでみてください。
我が子に読み聞かせると、「このおじさん、こっちのページにもいる!」「この車はここに目がついてる!」と教えてくれます。
同じおじさんが描いてあったり、同じ作家さんの他の絵本のキャラクターが混じっていたりと読み込む要素も満載です。
まとめ

「しんごうき」という誰もがもっている固定概念を覆してくれる、おもしろい作品だと思います。
私は本屋さんに行くとベストセラーの絵本を選びがちなのですが、この絵本にはじめて出会ったときに、感じたことのないワクワク感で、すぐに購入を決めました。
私も子どもも大好きな作品です。
ぜひ、読んでみてくださいね!
ワクワクを感じたい方は、こちらの絵本もおすすめです。

