ねねの絵本部屋
元保育士ねねによる、絵本と育児の記録
絵本

読んで楽しい!『おやおや、おやさい』読み聞かせのねらいは?対象年齢は?

こんにちは。

ねねです。

今回は、こちらの絵本を紹介します。

作品紹介

題名おやおや、おやさい
作者文・石津ちひろ
絵・山村浩二
出版社福音館書店
発行年2009年発行

内容

きょうは いよいよ マラソンたいかい

そらまめ そろって マラソンさ

こんな文から始まる『おやおや、おやさい』。

内容は、野菜たちのマラソン大会です。

この引用文を見て、こんな風に思った方、いませんか?

「声に出して読んでみたい……」と。

ねね

そうなんです!

この絵本の魅力は、文なのです!

もちろんいつもの野菜に顔がついた絵もとってもかわいいですが、文がおもしろいのです。

韻を踏んでいるような、同じ語感が並びます。

リズムの良い文章に、読んでいる大人も心地よくなります。

読み聞かせ

ねらい

私だったら、ねらいはこうしたいと思います。

  • 指さしで共感することを楽しむ

この絵本の良さは語感です。語呂の良さ、聞いた時の心地よさ、そこから言葉に興味をもってくれたら……というところからきています。

また、出てくる野菜も何とも言えずかわいいのです。

「この野菜知ってる!」「これなんて言うんだろう?」と自然に指さしが盛んになるのではないかなと思います。

やさしい雰囲気、いつもの野菜が人間のように動いている親しみやすさ…。

そんなところも、大事に読み聞かせしたいと思います。

対象年齢は2歳~

出版の福音館書店では、2歳からと書いてあります。

私も2歳から楽しめるかなと思います。

野菜を指さしたり、言葉の語感を楽しむなら、1歳も楽しめます。

こちらのブログにも、載せています。

元保育士が選ぶ!1歳児におすすめの絵本7選元保育士が1歳児の反応が良かった絵本を厳選!7冊ご紹介します。...

読み聞かせ

読み聞かせるときには「ゆっくりはっきり」がポイントになるかと思います。

その方がこの語感の良さを楽しめそうですよね。

また、1歳児に読み聞かせるときは、野菜を指さしたらそれに応えたり、一緒に読んでみるのを真似してみたり、話の内容から脱線しても、気にせず楽しむことが大事かなと思います。

感想

言葉の使い方と、少しシュールな可愛さの絵が素敵な絵本です。

私も最近知った絵本でしたが、とても楽しめましたし、何より子どもたちが気に入って読んでいる姿が印象的でした。

この絵本にはさらに

「くだもの だもの」

「おかしな おかし」

「どきどき キッチン サーカス」

という絵本があるそうです。(福音館書店HPより)

私もまだ知らなかったので、読んでみたいと思います。

気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね!