こんにちは。ねねです。
今回はこちらの絵本を紹介します。

作品紹介
題名 | おべんとう |
作 | 小西英子 |
出版 | 福音館書店 |
発行年 | 2009年(こどものとも年少版) |
内容
おべんとうばこ よういして
さあて なにから いれようか
この絵本は、こんな一文とからっぽのお弁当箱から、始まります。
ブロッコリーやウインナーなどお弁当の定番をどんどん詰めていき、最後にはどんなお弁当できあがるのでしょう?
写真のようにリアルな手書きの挿絵が、かわいくておいしそうな絵本です。
よみきかせ
ねらい
私だったら、この絵本のねらいは「指さしを通して見つけたものを共有しようとする」「みたてつもりあそびを楽しむ」になるでしょう。
子どもになじみのある食材が次々に出てきます。それを見て、絵をつまんで食べる真似をしたり、指さしで知らせたりすることを楽しめるはずです。
対象年齢
対象年齢は、福音館書店のホームページには2歳からと書いてあります。
私は、1歳ごろから楽しめると思います。子どもは1歳すぎごろから、みたてつもりあそびをし始めます。簡単に言うと、食材の絵を見てつまんで食べる真似をするようになるのです。
みたてつもりあそびは、子どもの成長において非常に大切なことです。この姿が見られるようになったら、この『おべんとう』はとても楽しいものになると思います。
余談ですが、このみたてつもり遊びが、大きくなるにつれごっこ遊びにつながっていきます。
読み方
小さい年齢の子どもも、楽しめる絵本です。
個人的には、大勢ではなく1対1でゆっくり楽しむことがおすすめです。
子どもが知っている絵を指さしてくれると思いますので、「○○あったね」というように、指さしに対して言葉で答えてあげると、発語にもつながります。
上述したように、みたてつもりあそびを一緒に楽しむのもいいでしょう。
感想
この絵本はとても素敵な絵本だと思います。
おいしそうな挿絵はもちろん、言葉もゆったりしたリズムで楽しめます。
そして何より、子どもにとても人気のある絵本です。保育園の1歳児クラス(1歳~2歳の子どものクラス)では、みんな大好きでよく読む絵本です。
指さしだったり、保育士の言葉を真似するおうむ返しだったりも出やすいので、発語を促すのによいと思います。(もちろんこの絵本を読んで、発語がすぐ出るというわけではないですが…)
ちなみに、作者である小西英子さんの絵本はいくつか出ていて、どれもおいしそうで素敵な絵本ばかりです。
よかったら読んでみてくださいね。