ねねの絵本部屋
元保育士ねねによる、絵本と育児の記録
絵本

0歳から楽しめる『おつきさまこんばんは』元保育士がねらいを解説!

こんにちは。

今回は、0歳児からおすすめの絵本、『おつきさまこんばんは』をご紹介します。

0~1歳の子どもでもわかりやすく、やさしい雰囲気の絵本です。

作品紹介

題名おつきさまこんばんは
作者林明子
出版社福音館書店
出版年1986年06月20日

あらすじ

出てきたおつきさまに「おつきさま こんばんは」と語りかけるお話です。

語りかけているのはねこなのですが、まるで自分が呼びかけているような気持ちになる文体です。読んでいると子どもたちも自然と「こんばんは」と頭を下げています。

表紙を見てわかる通り、顔があるおつきさまで、表情が変わるところがかわいくおもしろいです。

読み聞かせのポイント

ねらい

ねらいをたてるなら…
  • 挨拶に親しみをもつ
  • 表情から感情を感じる

「挨拶=気持ちのいいもの」と認識することが、挨拶の第一歩になると思います。

この絵本は、「こんばんは」とおつきさまに呼びかけるシーンがあります。同じ言葉で親が挨拶しているとき、「聞いたことある言葉だ!」「こういうときに使うんだな」と挨拶に対する認識が広がると思います。

また、お月様に表情があるので、「笑った顔」「悲しい顔」など表情から感情を読み取るきっかけにもなるでしょう。最後には、「あっかんべー」をしたおつきさまが出てくるので、それを真似するのも楽しいです。

対象年齢は何歳から?

出版社の福音館書店では、0歳からと表記してあります。

私も、この絵本は0歳から読めると思います。月がテーマなので、親しみやすいこと、文章もわかりやすくやさしい語り口なので、初めての絵本にもぴったりです。

読み聞かせのコツ

ゆっくり読むことがおすすめです。「こんばんは」のところで、挨拶するように頭を下げてみると、子どもも真似するようになって、楽しく読めるでしょう。

もし子どもが、表情の変わったおつきさまを指さしたら、「笑ってるね」「悲しそうだね」と応えてあげるのがよいでしょう。言葉で応えることで、子どもが「この顔は悲しい表情なんだ」と認識することにつながります。

まとめ

初めての絵本にも選びやすい『おつきさまこんばんは』。プレゼントにもおすすめです。

我が子も大好きな絵本です。3歳になった今でも、「読んで」と持ってきます。

ぜひ、読んでみてくださいね。

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