こんばんは、『ねねの絵本ラジオ』へようこそ。
今日は1週間がんばったあなたに、「くすっと笑える」素敵な絵本をお届けします。
絵本好きな保育士さん、子育て中のお父さんお母さん、ぜひ読んでみてくださいね。
今週の絵本:くすっと笑える『どろぼうがっこう』
著:かこさとし / 出版社:偕成社 / 発行年:1973年3月
むらはずれにある、ちょっと変わった学校——その名も「どろぼうがっこう」。 校長のくまさか先生のもと、どろぼうになりたい生徒たちが日々“勉強”に励んでいます。 くまさか先生は盗みの宿題を出しますが、生徒たちが持ってくるのは、どうにも仕方のないものばかり…。 そんな彼らが、ある日遠足に出かけることになって——さて、何が起こるのでしょう?
どんな子におすすめ?
5歳くらいから楽しめます。
「どろぼう」「けいむしょ」など難しい言葉が出てくるので、言葉の意味が分かっていたほうがおもしろさが伝わりやすいです。
リズムに合わせて読む部分があります。繰り返し読むうちに、子どもも思わず言いたくなること間違いなし!
この絵本の“ねらい”とは?
「友だちと同じイメージをもって楽しむ」
「どろぼう」の言葉の意味を知ってから読むことで、より楽しめると思います。お友だちと「どろぼうってこうなのにね~」と同じ前提があることで、楽しさが際立つ絵本です。
同じイメージをもって読めるようになると、ごっこ遊びにもつながります。
「どろぼうごっこ」は、子どもが大好きな「こっそり」や「わくわく」が詰まっていますよね。
ねねのひとこと感想・エピソード
昔からあるロングセラー絵本。私も、読んだらすぐに大好きになりました。言い回し、世界観、全てにこだわりが詰まっています。ユーモアたっぷり、大人もくすっと笑いながら読める絵本だと思います。
大好きな絵本なので、4歳の娘にぜひと思って買ったのですが、まだ「どろぼう」や「けいむしょ」などの言葉になじみがなかったため、あまりハマりませんでした。もう少し大きくなってから、また読んであげるつもりです。
絵本が気に入ったら…
この絵本が気に入ったら、こちらもぜひ🌷
絵本の中の前提がわかると、ユーモアたっぷりで楽しめる絵本です。
- 『おじさんのかさ』(作・佐野洋子)
「雨の日には傘をさす」という概念が覆されます。 - 『おしゃべりなたまごやき』(作・寺村 輝夫 画・長 新太)
大人気「王さまシリーズ」の一つ。失敗をどうにかして隠そうとする王さまがかわいくて笑ってしまいます。
『どろぼうがっこう』を読んで、お子さんと一緒にユーモアたっぷりのお話を楽しんでくださいね。
次回は、私の大好きな「とよだかずひこさんの絵本」を予定しています。
また来週金曜日にお会いしましょう。
それでは、良い週末を!おやすみなさい。
「このテーマで紹介してほしい!」リクエストもお待ちしてます😊

